蒸し暑い夏の午後、しなやかな素足に藍の鱗。 柔い生地のワンピース。締まった膝頭に絡みつく美しき蛇。 僕の頭に焼きついて離れない、遠い日の情景が夏ごとに甦る。 藤香。君の蛇は健やかで美しいままか。
更新:2019/4/30
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春を俟《ま》っています―――― 鶴のような真白の振袖をまとったそのひとは無人駅の端にたたずんで、いつも誰かの訪れを待っていた。誰を待っているんですかと訊ねた僕に、彼女は寒椿のような唇を綻ばせて「――春を」といった。 その冬、僕はたぶん、ゆきおんなに恋をした。
更新:2020/12/1
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拝啓、私はいま、猫の国にいます 猫をかばって交通事故に遭ったOL 和多々比三華 ……通称ミケは、猫たちが暮らす異世界に転移していた。 そこはまるで御伽の国だった。森にはキャンディーやマカロンがたわわに実り、泉からはチョコレートがわきだし、猫たちはお腹いっぱい食べて、何不自由なく幸福に暮らしている。 でもこの異世界、お菓子はあっても、フツーのご飯がないのだ―― なんでも食べられる猫たちに"おいしいご飯"を教えてあげたい! これはそんな、モフモフで、ほのぼのな異世界転移の物語!である!
更新:2022/12/1
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